寝屋川の殺傷事件。
犯人の少年がゲーム好きだってのが、また大きく取り上げられていましたね。
なんかあるといつも、まるで「ゲームが好きだとみんなおかしくなる」みたいな報道がされるので困ったもんです。
ファミコン世代移行の日本人にとって、ゲームというメディアはTVや本と同じくらい空気のように周りにあるもんだと思うのですが。
「ロックを聴くと不良」とか「映画を観ると不良」みたいに、比較的新しいメディアは目の敵にされるんですかね。
で、そういう「ゲーム嫌い」な方々がよく取り上げるのが、「ゲーム脳の恐怖」ISBN:4140880368とか言う本。
今朝、私が見たTVでも、その本の著者である森昭雄さんって方が「ゲーム脳」の恐ろしさを語っておりました。
スーツに着替えながら聞き流していたのですが、どうも要約すると「TVゲームは脳を使わずに反射神経だけで指を動かしているから、脳がおかしくなって情動面で障害が出る」とか言うことみたい。
なんだそりゃ?
なんかよくわからんけど、そういうもん?
けどそれって、高いレベルでスポーツとかやっている人が目指している状態ってやつに似てますよね。
「考えるな、感じろ」ってやつ。
頭で「ボールが来たから、右足を横に踏み出して、グラブを差し出す」なんてことを考えてから動いたら全部ヒットになっちゃうんで、そんなことを考える前にオートマティックに身体が動くようになるために練習するのが野球選手だったりする訳ですが、その練習を続けるとみんな情動面で障害がでちゃうってことかしら?
某球団SD氏とか、そうなん?
そんな訳はないでしょ、いくらなんでも。
その本が指している「ゲーム」ってのも、やたら狭いジャンルのゲームしか指してない気もするし、非常にツッコミどころの多そうな感じですが、TVで取り上げられて、しかもベストセラーで、大学の教授先生が言ってる、なんてことになると、世間の親御さんはむやみに怖がってしまうんですかねぇ。
まぁ、読んだ訳じゃないから、なんも言えないですが。
まぁ、読む気もないけど。
あ、こんなサイトも見つけたので載せておきます。