ちょっと前に観た映画なのですが、アメリカの雑誌社で実際に起こった記事捏造事件を元にしたお話です。
面白いスクープを連発する辣腕記者。実はその記事の多くが捏造だったというもので、その嘘が編集長やライバル誌の記者に曝かれていく過程が映画の見所でした。
まぁ、その嘘が子供だましってくらいの稚拙なものなので、せっかくの見所もイマイチ緊張感に欠けたのですが、その「映画としてはどうよ?」と思うくらい稚拙な嘘で、実際に騙されてしまった実話だってのが恐ろしいところですな。
編集長がその記者を信じてしまったことに対して、「その記事が面白かったからだ」と話す場面があったのですが、「面白いから信じたい」「面白いからいいや」という感覚が、それを続けていくことで組織の体質となってしまい、せっかくあるチェックシステムも機能しなくなってしまうんでしょうねぇ。
捏造記事を世に出してしまった雑誌社は、その記者のすべての記事を検証し、最後にどれだけが捏造だったという記事を発表する訳ですが、はてさて関西テレビさんのところではどうなることやら。
どうせなら最初からバラエティとしてやって、インチキ実験を「そんな訳あるかっ!」とツッコんでもらうお笑い番組にすればよかったのにね。
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