軟投派の泣き所

 桑田投手の初登板。
 松井選手に対する四球は何度も放映していたのですが、最初の1個を私は見られませんでした。
 ニュースの文章だと、投球をじっくりと見極められての四球だったようですね。
 スローカーブも、ひっかかってくれなかったとか。
 う〜む。これは厳しい。
 私も草野球ではスローカーブが生命線の軟投派なんですが、こうやってじっくり見極められるのがイチバン辛いんですよねぇ。
 まぁ、私と桑田投手ではぜんぜん違いますが、私がバッターを抑えられる唯一のチャンスは、相手が私のボールをナメてくれることなんですよ。
 「何この、おっそい球!? うは、これなら全部ホームラン!w」
みたいに思ってフルスイングしてくれると、私にも勝機が訪れるのです。
 特大のファールでストライクカウントを稼ぎ、
 フェンスギリギリのレフトフライでワンアウト、
 痛烈ながらもショート真正面のゴロでツーアウト、
 そしてサードライナーでスリーアウト、、、みたいな。
 野球は良いアタリなら良いアタリなほど、野手の真正面をつくようにできてますからね。
 なので、ちょっとずれるとホームランな訳ですが、それでもナメてフルスイングしてくれた方が、アウトになる確率が増えてくれるのです。
 けれど、じっくり見られちゃうとダメ。
 だって、遅いんだもん。
 遅くてよく見えるから、ちょっとゾーンをはずれたボールは自信を持って見送りやがるんですね。
 フルスイングしてくれる時は、ボール球でも振ってくれるのですよ。
 けどそれが振ってくれないから、どんどんカウントが悪くなって四球をだしちゃったり、うっかりストライクを投げようとして甘すぎるボールを投げちゃう。
 で、ドカンと打たれるのです。
 しかも四球でランナーたまってるから最悪。
 大量失点、即降板ってな訳ですよ。
 泣けます。
 もちろん桑田投手なら、そういう時の対処方法も十分承知のはず。
 緊張していた初登板はともかく、次の登板ではしっかりと調整してくるでしょうね。
 私も桑田投手のピッチングを、じっくり研究させてもらわないとですな。