迷宮牧場の決闘

ほのぼの系かと思いきや

 お店に出回る前の新作ゲームを、とあるルートでフラゲしてしまいました。
 そのゲームは「迷宮牧場の決闘」と言うカードゲーム。
 迷宮キングダムシリーズなどで知られる、冒険企画局さんの作品です。
 実はタダでいただいちゃったこともあって、私はこれを公正にレビューできる立場ではありません。
 なんで以下は概略の紹介と、ごくごく私的な感想です。
 ご了承ください。
 
 ゲームの舞台は、ちょっとコミカルなB級西部劇な世界。
 プレイヤーはここでガンマン一味となって、敵対するガンマン達をなぎ倒していきます。
 これが実に単純。
 ゲームでは酒場や牧場、馬小屋といった西部劇でおなじみの場所を表すカードが配られるのですが、このカードがガンマン達のいる場所を示しています。
 そしてこの土地を表す銃声カードを見せて「バーンッ!」と唱えると、指定された敵勢力のうち、その場所にいるガンマン達がバタバタと倒れていきます。
 基本はこれで敵をどんどん倒していけばOK。
 「見せたカードと、相手の持っているカードが一緒なら倒せる」と言うシンプルなルールで、ゲームそのものの爽快感を演出しているのですね。
 けど銃を撃つとこちらの居場所もばれてしまうので、「移動」ということでカードを交換することも可能です。
 さらに物語カードで西部劇にありそうな場面を作ってゲームの流れを変えたり、ガンマンが最後の一人になるともらえるクライマックスカードで一発逆転も狙えたり。
 春に遊びに行ったゲームマーケットで初めて遊ばせてもらったのですが、この時はホント「やられた」と思いましたね。
 中学の内申書で趣味欄に「ゲームデザイン」と書いて、担任から怪訝な目で見られるマニアックなお子様だった私。
 なので昔からオリジナルのゲームを作っては友人らと遊んでいたのですが、私にはどうにもこういうシンプルなデザインができないんですよね。
 ついつい面白くしようとルールをコネくり回して、結果なにを楽しませたいのかわからなくなってしまうことが、いつものことだった訳なんですよ。
 逆にシンプルさばかりにとらわれると、薄っぺらなゲームになるし。。。
 面白いゲームを作るのは難しいです。
 こういうシンプルなルールでわいわい楽しめるゲームデザインは、ほんと憧れますなぁ。
 
 てな訳でせっかく手に入れたので、こんどDASH!の定例会に行ったときにでも持って行きますね。
 ちょっとした時間で遊べるゲームなので、参加者が集まるまでの合間とかで遊びましょう。