よいニュースと悪いニュース

 「よいニュースと悪いニュースがある」
 なんて話を切り出すときに使ったりしますが、今日のポタでもよいニュースと悪いニュースがありました。
 よいニュースはふたつ。福引きが当たったことと、かわいい女性達から話しかけられたこと。
 
 今日はあまり走ったことのない白金台あたりに迷い込んだのですが、そこでたまたま見つけたパン屋さんで、これまたタマタマ福引きをやっていたのですよ。
 クジを引いたら5等の文字。「次回ご利用できる」500円券をいただいてしまいました。よいニュースひとつめ。
 そしてその店を出た直後、ふたりの女性から声をかけられたのです。よいニュースふたつめ。
 彼女たちは手に持った地図を見せながら言いました。
 
 「このお店に行きたいのですが、ご存じありませんか?」
 
 これが悪いニュース。
 自転車でいるところから、ご近所の人間かと思われたのでしょう。
 そうじゃなくても「ここらへんの地理に明るいに違いない」とかね。
 ま、ふつう道を尋ねた相手が、まさか迷子の真っ最中なんてことは思いも寄りませんわな。ましてや、
 「ちなみに、ここはどこです?」
 なんて逆質問までしてくるとは。
 
 道を尋ねているのは、お嬢さん達の方なのに。
 
 地図を引っ張り出してもわからず、周りをぐるっと走ってみたけど見つからなかったんですが、けっきょく自力で解決できたご様子。
 再びすれ違った私に「見つかりました〜」と笑顔を向けてくれた時なんてのは、申し分けなさすぎて死ぬかと思いましたよ。
 
 まったく困ったもんです。
 
 よいニュースばかりを聞きたいところですが、どうも私のマヌケ具合は、それを許してくれませんな。
 そんなこんなで59.7km。チーズケーキ8.3個分。
 よいニュースのひとつは転じて悪いニュースになってしまった訳ですが、もうひとつのよいニュースだけは、よいニュースのまま終わらせたいと思います。
 「次回ご利用できる」500円券を使って、あのクロワッサンをもう一度。
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 GPSのログを見ても、再び辿り着ける自信が全く湧かないのですが。。。