最高のクリスマスプレゼント

 またも来ました川崎球場
 この日はMR4Fで行きも自転車。なかなか順調で2時間程度で着いちゃいましたよ。
 いきなり順調に自転車を満喫できた私は、この後も素晴らしいクリスマスプレゼントをいただくことになるのでした。
 
 さて、本日のカードは2試合。ブルズ×イーグルスと、ミネルヴァAFC×ハリケーンズです。
 1試合目はホーム側で観戦。
 
 そこでいきなりサプライズですよ。
 
 なんと満面の笑みを浮かべる美人さんから、応援グッズをいただいてしまいました。
 ブルズではチアの皆様が、わざわざ観客席まで来て、応援グッズを直々に配ってくれるみたいですな。
 「こちらをどうぞ〜」と笑顔で手渡しされてしまった日には、もう応援するしかありません。
 若い女性からモノをもらうなんて、街頭のティッシュくらいしかない私でしたが、最高のクリスマスプレゼントと言わざるを得ませんな。
 
 しかし本当のクリスマスプレゼントは、これではありません。
 真のプレゼントは、第2試合そのものでした。
 
 実は今回の試合は入れ替え戦
 勝てば上のリーグであるXリーグへ、負ければX2リーグへと言う、究極の選択を迫られる負けられない試合だったのですよ。
 第1試合は、Xリーグに所属するブルズが順当に勝ちましたが、第2試合はシーソーのように趨勢が入れ替わる波乱の試合となりました。
 
 試合前の練習から気合入りまくりのX2リーグ所属のハリケーンズ。前半の流れは、完全に彼らのものでした。
 しかしリードのまま迎えた後半戦は、さすがの底力か、Xリーグ所属のミネルヴァAFCが逆転。
 このまま行くかと思ったら、キックのリターンでそのままタッチダウンしてしまうビッグプレイでハリケーンズが再び突き放し、これをまたビッグプレイでミネルヴァAFCが追いつき返すという、一瞬足りとも目の離せない展開。
 私はシャッターを押し続けながら、「とんでもない試合に立ち会ってしまった」と大興奮でしたよ。
 
 けっきょく同点のまま延長線を迎えた試合は、無謀とも思えるような距離からタッチダウンパスを決め、その裏でもディフェンスがハリケーンズタッチダウンパスをインターセプトで跳ね返したミネルヴァAFCが劇的な勝利。
 ハリケーンズ紙一重のところまで行ったのですが、トップカテゴリーの意地を見せつけられる形となってしまいました。
 
 試合後、ハリケーンズの選手とチアの皆様が、列を作って応援してくれた人たちを見送っていたんですけどね、「ありがとうございました」と頭を下げつつ、ちょっと震える声でお礼を言っている姿を見た時は、思わず目頭が熱くなってしまいましたよ。
 スポーツの幸福と残酷さ、そして奥深さが凝縮したような試合を見せてもらって、改めて「スポーツはすげぇ」と唸らせてもらいましたな〜。
 
 洒落にならない冷え込みで身体は心まで冷え切っていた私でしたが、帰りの自転車は暑いくらい。試合を反芻しつつ、ペダルを回す私なのでありました。
 そんなこんなで69.8km。チーズケーキ9.8個分。
 この大興奮の試合に携わった選手と、チアと、スタッフと、観客すべてに、素晴らしいクリスマスを!