FPで依田さんに声をかけてもらったあの日。
あの日から始まった1ヶ月もの冒険の毎日は、ほとんど同じ顔合わせでの旅でした。
依田さん、フラさん、ムギさん、Suukさん、そしてぼあさん。
息のあったチームとして数々の冒険に出かけ、共に同じ死線を乗り越えたり乗り越えられなかったりしてきました。
様々な土地、様々な敵、そして様々な窮地を共に助け合い、共に失敗し、共に笑いあってきた仲間。
あの1ヶ月。
毎日のように世界を旅してまわった1ヶ月。
あの夢のような日々こそ、私がクレリックとして、冒険者として、もっとも成長を遂げることのできた、眩いばかりに輝く歴史の1ページと言えるでしょう。
その仲間のひとり。
ぼあさんが、その修行の日々を終えることになりました。
これからは新たな修行へと旅立つのでしょう。
今までありがとう、ぼあさん。
私はあの頃の冒険が、ぼあさん達と旅したあの日々があったからこそ、ここまでやってこれました。
あなたは私の戦友でした。
この儚い世界の中で、あの日々の絆は本物でした。
ぼあさん、新たな修行の場でもがんばってください。
私はまだまだ、ここでがんばっていくつもりです。
あの頃の、あの日々の記憶を胸に。あの熱い日々の記憶を大切にして。
きっとまたどこかでお会いしましょう。
そしてまた、あの頃のように。
いつかまた、きっと。
きっとですよ。
<了>