会社帰りに本屋さん

 意外とあっさり日曜の仕事が完了。
 まだお店が開いてるような時間なんで、その足で本屋さんへ。
 買えてなかった雑誌をまとめ買いです。
 Number
 SLUGGER
 メジャーリーグ
 Tarzan
などなど、スポーツ系の雑誌ばかり。
 一時期はもっと買ってたけど、ずいぶん減りました。
 あと甲野先生*1が表紙になってるムックが何冊かあったので、それらを2冊ほど。
 昔から「音楽と武術のコラボレーション」*2とか、いろんなことしてるこの先生。
 古武術の研究家として格闘技好きの間では有名な方でしたが、最近メディアに引っ張りだこですね。
 先生と言えば、ちょっと前のTarzanに東大の石井直方先生*3が出てて、ちょっと感動。
 故・山際淳司さん*4の短編集「逃げろ、ボクサー 」にある「筋肉栽培法」という作品。
 石井先生が「石井選手」だった頃の時代を描写したもので、私が何度も何度も読み返した作品でした。


 左手にグローブ。右手にはボール。ポケットには一冊の山際淳司


 これが理想の休日の姿である私としては、山際さんに描かれた選手の方々はもう神様みたいなもの。
 文章でしか見ることのなかった神様の姿を、ようやく目で見ることができた訳です。
 雑誌を読む時間すら足りなくて、文庫本の一冊も読んでない今日この頃。
 雑誌も旬な話題が出てて面白いですが、昔のスポーツノンフィクションも、また読み返したいもんです。
 仕事、もうちょい落ち着いてくれないですかねぇ。^^;

*1:甲野善紀。武術家にして、古来の武術にあった身体の操作法を復元するべく、古武術に見られる稽古方法などを研究する研究家。

*2:私が最初にこの先生を知ったのが、どこかの音楽会で武術の型を演ずる「音楽と武術のコラボレーションをする」という試みを取り上げた記事でした。世の中、いろんなこと考える人がいるもんだと思ったら、実はそのスジでは有名な先生でした。

*3:80年代に日本のトップを走ってたボディビルダー。と同時に東大で筋肉の研究を行う研究者。実験室とトレーニングルームの双方で、筋肉を見つめ続けた人です。

*4:私のもっとも好きなスポーツライターです。もっと作品を書いて欲しかった。TT 短編集「スローカーブを、もう一球 」に収められている「江夏の21球」で有名な方ですが、私は表題作の方が自分を重ねられて好きだったり。^^