楽天 or ライブドア。
いつの間にか「どちらかひとつ」と言うのが既成事実化されていた球界参入ですが、楽天ひとつだけに決まっちゃいましたね。
ねぇ？ 誰が日本のプロ野球は１２球団って決めたんです？
しかも楽天だけが選ばれた理由が、「楽天の方が経営体力があるから」だと。
もう赤字前提。
そりゃ、今までのやり方がまずくて儲かってないのはわかりますよ。
それは今現在の事実ですから。
けど、それをおおっぴらに言っちゃうってのは、ビジネスに携わる方々としてどうなん？
今のプロ野球を支えているオーナーの皆さん、どうなん？
経営のトップにいるような人達が「うちは赤字ですよ〜。みんな儲かりませんよ〜」って言っちゃうのってアリなんすか？
どこの業界にそんなのが許されるところがあるのよと、経営の「け」の字もしらない私みたいな素人でも心配になってしまいます。
この人達がやろうとしてることは、ほんとに「プロ」なんですか？
一企業の経営体力に言及するってことは、けっきょく従来の「企業＞球団」という「球団は企業の持ち物」意識が、まったく変わっていない証拠。今シーズンの騒ぎはいったいなんだったのかと思ってしまいます。
バファローズが消え去る時、ファンは近鉄の心配なんかしてなかったはずですよ。
バファローズのファンであって、近鉄のファンじゃない訳ですから。
オーナーなんて誰でもいい。ファンのためのバファローズがあればよかったはずなんです。
で、あれだけ大騒ぎになったのに、けっきょく従来の体質はそのまま。
マスコミもあれだけ騒いだくせに、ライブドアと楽天が出てくれば、すぐわかりやすい対立構造で囃し立てるだけ。
もう何をしたいんだ、と。思想はどこにあるんだ、と。
ほんとに大丈夫なんでしょうか。
今回の騒動って、チャンスだったと思うんですよ。
既得権益に縛られて硬直化した業界に新しい風をいれて、ほんとの「プロスポーツ」として改善できるチャンスなんじゃないかと思ってたのです。
本来娯楽であるはずのスポーツを、教育手法として間違って輸入してしまった日本において、どうも歪んだ形で発達してきた「プロ」を、スポーツという娯楽をサービスとして提供するホントの「プロ」に変えられるんじゃないかなぁ、と。
でもやっぱりこれではなかなか。
もう、試合は面白いのに！ もっと面白くなれるはずなのに！
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すんません。グチです。ゴールデンイーグルスの皆さん、がんばってください。
あぁ、孤軍奮闘が空回りなんてことになったらどうしよう・・・。
