台北ぶらり歩き その1

夜市にはこんな屋台も。耳にお灸?

序章

 休み明けから夜勤だってのに、社員旅行で台湾にいってきました。
 スカイライナーの隣の席がゴツイ白人男性さんだったりして、「あぁ、英鯖はこんな感じなんだろうか」と思いつつ無言の出発になった私ですが、そんな私にも台湾はやさしかったです。

ホテル

 お昼過ぎに台北に到着した我々。
 その我々が泊まることになったホテルは、善導寺というMRT*1の駅近くにある、かなり高級そうなホテルでした。
 正直、これにお金をかけすぎてしまったようで、あとはほったらかしの旅行でしたが。
 なんせホテルを案内してくれたガイドさんは、ホテルの周りを一周してコンビニの位置を教えてくれただけで帰ってしまいましたからね。
 あとは全部自由時間。
 すばらしいですな。いろんな意味で。

台北北上

 社員旅行といっても、台湾コースを選んだチームは私を含めてたったの4人。夫婦1組+ひとりもの2人。
 夫婦で参加された方は変身写真館*2とか言うのに予約をいれており、残りのひとりは機内で酔っぱらってホテルで休むことになったので、私は夕飯で落ち合う約束だけして台北市内をひとりでぶらぶら散策してました。
 方向音痴のくせに、知らない街をぶらぶら歩くの好きなんですよね。
 道に迷うのも含めてエンターテインメントになるので、ひとりでいる時しかやりにくいですが*3
 まずは中山北路というデカイ通りを北上して町並みを見学。
 たぶんMRT2〜3駅分くらい歩いてから戻ってきたのですが、台北は新しい街と古い町が、ごっちゃごちゃに混ざり合ったところなんだなぁ、という印象でしたね。
 至る所で工事をしてたり、きれいなビルの横から通り一本横にはいると、えらい古い雑居ビルが建ち並んでいたり。
 けどそういうモザイクな町並みは、なかなか刺激的でした。

台北駅周辺

 一度ホテルに帰ってから、次は台北*4の周辺を散策。
 台北駅付近はとても賑わっていて、屋台やらカフェやらたくさんありましたよ。
 そこで肉まん1個10元也とクレープ状の何か*51個30元也と、シュークリーム1個40元也を買い食い。
 肉まんは中の具がジューシーでうまい。うますぎ。クレープ状の何かも、作ってるおいちゃんが日本語でまくしたてる人で面白かったうえに、これまたうまい。シュークリームは日本資本のお店らしかったのですが、ありえないくらいチョコレートクリームとカスタードクリームがつまっていて、これまたうまかったです。
 正直、これだけで夕飯いらないくらい満足してしまいましたよ。

士林夜市

 そんなこんなで、ちょこちょこ食べ歩いていたら夕飯の時間。
 みんなで士林夜市にでかけて夕飯の予定でしたが、夫婦さんチームから変身写真館が時間までに終わらないという連絡がきたので、酔っぱらいさんと私でMRTにのって夜市の観光にいってきました。
 ここは「アメ横か?」と思うほどの人人人の人の群れでしたよ。
 道の真ん中にも商品を並べ、歩道にも屋台が建ち並び、その歩道を人とスクーター*6までも普通に往来してるという雑然とした状態が、周辺の通り数本を占拠していました。
 巨大な縁日って感じなのか、すごい熱気と怪しさでしたね。

臭豆腐

 歩き疲れたので、夕飯を食える店を探すことに。
 いろんな料理の写真を飾っている店があったので、「これなら写真を指させば、注文できるんじゃ?」と突入。
 いきなり日本人であることに驚かれるスタートに内心不安になりましたが、その不安は的中でした。
 けっきょくメニューを選ぶことなく、店内に並べられている食材を勝手にとって、ここで焼け、ここで鍋にしろと店員さんの指示。
 料金もシステムもよくわからず食べることにしましたが、どうやら食べ放題のお店だったみたいです。後から考えると*7
 当初の思惑通り、「目で見て注文できる」というのは果たせたのですが、不安を的中させていたのは鍋の中身。
 自由に食材を入れられるはずの鍋に、すでに最初から入っている食材がありました。
 それが臭豆腐
 私は臭いだけでギブアップしたのですが、勇気ある酔っぱらいさんが一口食べて「まずいまずい」と泣いていました*8
 てなところで第1日目終了。

*1:台北市内の東西南北に伸びていく地下鉄。

*2:チャイナ服とかに着飾って写真を撮ってくれるそうです。奥さんのリクエスト。

*3:以前にタイ旅行をした時もバンコクの街を歩き回ったのですが、私は馬鹿みたいな距離を歩き回るので、いっしょに歩いた友人の膝が壊れてしまいました。

*4:MRTの東京駅という風情の大きな駅でした。

*5:薄いお好み焼きみたいな皮に、薄く焼いた卵焼きを挟んで丸めた食べ物で、なんとか餅とか書いてありました。「なんとか」の部分は漢字でしたが読めず。

*6:台湾ではこのスクーターが氾濫しているようで、ものすごい数が道路を埋め尽くしてました。道路だけでなく歩道まで普通に走ってたりするし、ひとりで乗るしか法律上はダメなのに二人乗りや3人、4人乗りが当たり前に。通行のマナーも歩行者優先じゃないし、けっこう注意が必要でしたね。

*7:飾ってあった写真の数々には値段とそれの打ち消し線。つまり「他の店なら○○元のこの料理も、○○元のあの料理も、ここなら299元だけで作って食べられる!」という宣伝の看板だったのでした。

*8:鍋に入っていたものは、見た目はアブラゲみたいな感じでしたが、食べてみると表現し得ないような臭みと味だそうで、「ナニカ得体の知れない動物の内臓みたい」という感想でした。もちろん私は食べませんでした。