台北ぶらり歩き その2

お茶の実演。ほんとに美味!

朝飯はカフェで

 ホテルのカフェは高いということで、台北駅まで出て喫茶店へ。
 朝メニューみたいなのがあって、49元也。
 コーヒーが普通にうまかったです。
 ここらへんは学生さんが多いせいなのか、こぎれいなカフェがいくつもありましたね。
 しかしバイトの学生さんは日本語がぜんぜんわからず、私たちも北京語がわからないため、危なく別のお客が注文したものを持って行くところでした。
 私が出てきたコーヒーとかを取りに行った時の、バイトさんの不安そうな顔が。。。いやぁ、申し訳ない。

故宮博物院

 みんなでMRTとバスを乗り継いで有名な博物館に。
 残念ながら改装中で、一部の展示は見られない状態でしたが、それでもたっぷり2時間ぐらいは中をうろうろしてました*1
 このまえ衝動買いしたデジカメを持って行ってたので、美しい工芸品の数々にシャッターを切りまくっていたのですが、どうもここは撮影禁止らしく美人のお姉さんに怒られました。
 その後、屈強な男性スタッフが「撮影禁止」の札を持って、私の近くをうろうろと。
 ブラックリストに載ったようです。
 しかし台湾は熱帯のせいか、ちょっと設備がしっかりしたところだと、えらいイキオイで冷房をかけてますね。
 2時間も寒い中をうろうろしてたせいで、夫婦さんチームの奥さんは風邪をひいてしまってました。あらら。

アジアンパワー爆発なお茶屋さん

 博物院を出ると外は土砂降り。
 台湾の天気は変わりやすく、しかも今の時期はすでに梅雨に突入しているそうなので雨も仕方なしです。
 しかしMRTの駅まで移動せねばなりません。さてどうしようかと思っていると、えらいイキオイで押しまくる親父さんがやってきました。
 なんでも「近くのレストランにお茶を卸にきたけど、これから店に戻るところだから街まで100元で送ってやる」とのこと。
 どうも市内のお茶屋さんは、こうしてお客をキャッチしていくのが普通みたいですね*2
 てことで、その親父さんの自称「安全運転*3」でお店へ。
 お茶の実演をしてもらって、腹がたぽたぽになるくらいお茶を飲ませてもらった一行は、「最高級」と親父さんが自称しているお茶をけっこう大量に購入することになりました。
 いや、びっくりするくらいお茶はおいしかったし、後から通販とかの値段を見ると、それなりに安かったんでよかったんですけどね*4
 あの親父さんは胡散臭かったですなぁ。

足裏マッサージ

 お昼を親父さんが紹介してくれた食堂でいただいてから*5、一行は各自自由行動。
 私はガイドさんオススメの足裏マッサージに行ってきました。
 さすが観光用なのか、日本語でまったく問題なくコースを選択。
 私は足浴+足裏マッサージの40分コース900元也にしたのですが、なかなか気持ちよかったです。
 確かに痛かったですが、まぁ、ガマンできないほどではないかと。
 しかし目とか肩とか胃とか腸とか、自分でも「悪いんだろうなぁ」と思っていたところが、ことごとく痛かったのは哀しくなりましたな*6

龍山寺と華西街観光夜市

 足裏マッサージが終わったら雨もあがっていたので、MRTに乗って龍山寺へ。
 ガイドブックによると、このお寺自体もなかなか綺麗な感じでしたし、近くに華西街観光夜市という、昨日いったのとは別の夜市があったので。
 龍山寺台北でもけっこう有名なところなのか、現地の参拝客っぽい人達で賑わってました。
 中華風の華美な装飾に彩られた境内に、たくさんの供物が捧げられていて、カンフー映画の中にでも入ったような気分。お供え物の仕方とかはわからなかったのですが、私も手だけは合わせて出てきました。
 そしてそのまま隣の通りでやってる夜市へ。
 まだ時間も早かったので、いままさに出店の準備をやっている感じのところが多かったのは残念でしたが、まぁ、日本人の一人歩きにはちょうどよかったかも。
 こっちの方は士林の夜市よりもさらに下町な雰囲気で、ハッキリ言えばやさぐれてる感じ。士林では見なかったパトカーが周囲を巡回して警備しているし、強壮効果のある毒蛇の料理が名物なせいか、18禁方面のお店が普通に出てるしで、全体的に安全な台湾の中でも、ちょっとヤバそうな空気がありましたね。

西門からぶらりと買い出し

 てことで真っ暗になる前に龍山寺を退散して、お隣の西門へ。
 ここは台北の若い人達が集まるところとガイドブックに書いてあったのですが、ほんとに渋谷や原宿と雰囲気は同じでした。
 ある意味、龍山寺よりも居づらい雰囲気が。。。おいちゃんにはツライっすねぇ。
 しかしほんと若い人は日本人と変わらないっすね。
 「欧米化が進むアジア」ってことで、文化的には日本も台湾もボーダーはないみたいですなぁ。
 そのまま西門を北上して台北駅方面に戻りつつ、適当に屋台で買いだしをして夕食。
 3個10元のシューマイをオマケしてもらって4個食べさせてもらったり、こういうちょっとした食べ物は、香辛料が苦手な私でもおいしくいただけるものが多くて助かります*7。けっきょく高級な中華料理はぜんぜん食べてない気がしますが。
 てところで第2日目終了。

*1:閲覧ルートみたいなのがハッキリ書いてなくて、まさにうろうろしてました。ところどころに看板はあるのですが、そこらへんは鷹揚な大陸風味なのでしょうか。

*2:この親父さんが来る前にも、別の親父さんが同じ事を言ってきたそうです。

*3:途中で対向車線を走って前の車を追い抜いていたり、ミラーが駐車中の車にぶつかってたりしてましたが、そのくらいは当たり前っぽいです。

*4:帰りの機内で見た通販のカタログには、150gで5500円也。なので100gを1元=3.5円で換算すると1047元。私たちが買った値段は100gで800元+オマケでしたし、お茶の実演も見られましたしね。

*5:お茶屋さんの近くの食堂でガイドブックにも載ってるところでした。牛肉をかけたご飯と得体の知れない白身魚をブツ切りにしたスープがおいしかったです。4人で500元くらい。親父さんはそこで帰ってしまったので、私たちは「どうやってホテルに帰るんだ。ここはどこだ?」と途方に暮れました。ホテルの名刺を持っていたので、それを見せてタクシーで帰ってきましたが。物価は高めな台湾ですが、庶民的な食事と交通機関は安いですね。

*6:マッサージしてくれたのは、渋谷にいそうな茶髪の兄さんでしたが、痛そうな顔をすると「胃」だとか、最初にもらったパンフレットをさして「ナンバーファイブ」とか、カタコトの日本語と英語で悪い部分を教えてくれました。「シンチンタイシャ」とか言いながら、お茶をいっぱい飲むことを勧めてくれたり、サービスよかったですね。

*7:前にタイに旅行した時もそうだったのですが、大量の香辛料が空気中に漂っているのか、屋台が密集しているようなところを長時間歩いていると、クラクラしてくるんですよね。どこに行っても臭豆腐の香りが鼻に入ってきますし。あれは「アジアに来ているなぁ」というのを実感させてくれます。