アイスウェルキープで受けた依頼は、コルディン族の神官に成り代わり、悪の巨人を倒すというもの。
戦士やバーサーカーに乗り移ることもできたのですが、ここは本職のクレリックに乗り移らせてもらいました。
同じクレリックだから問題なかろうと油断していた私だったのですが、乗り移ってからその魔法書をのぞいてびっくり。
知らない魔法がならんでいます。
どうやらブレル様から授かる魔法と、こちら雪国のドワーフたちが学んだ魔法は、種類が若干違うようですな。それとももっと高度な魔法なのかしら。
前衛のヤオキさんに対するヒール担当が私になりましたが、もう今から謝っておこうかと内心むちゃくちゃ焦ってます。どうしよう?
そんなことを胸に秘めつつも進行していく今回の任務。
まぁ、知らない魔法と言っても、パーフェクトなんちゃらって魔法はコンプリートヒールなんでしょう。
ブレル様に仕えるクレリックも、CHが使えるようになれば一人前というもの。
これさえ唱えていれば間違いはないはず。てことで詠唱開始ですよ。
間違えました。
序盤から使いまくってたら、当然のようにジャイアントがこっちに突っ込んできました。
わはは。そりゃそうですね、と思いつつ昇天する私。
ヒールがこなくなって同じく昇天するヤオキさん。
あぁ、やっぱり先に謝っておけばよかったようですなぁ。
ごめんなさい。m(_ _)m
授業料を払ったおかげか、その後は私もコツがつかめてきた感じ。なんとか任務をこなしていって、最後の大物も打倒に成功。なかなかよい盾も手に入れ、ほくほくとアイスウェルキープに戻る私なのでありました。
ちなみに盾の希望者は、私とヤオキさん。いろいろ思うところはありましたが、盾だけは譲れませんでした。
ごめんなさい。m(_ _)m
<了>