差別反対!

 ギルドホールで、Mizuruさんが見せてくれた盾。
 私は思わず驚きの声をあげてしまいましたよ。
 見たこともない、トロピカルなデザインの、おされ盾だったからです。
 そして私は2度目の声をあげてしまいました。
 喜びの声です。
 Mizuruさんが、その盾をプレゼントしてくれたから。
 しかし三度目の声は、落胆の声になってしまいました。
 左手に身につけようと四苦八苦していたのですが、どうにも上手く装備できない。
 よく見てみると、その盾はドワーフが持つことを許してくれていないものなのでした。
 ドワーフ差別!?
 けっきょく盾は謹んでお返しすることに。
 泣けます。
 ちなみにMizuruさんと、この盾の元の持ち主達を襲撃しにいく約束はしておきました。
 差別ダメ。絶対。


<了>