リングコマンダー(仮)

 私の趣味のひとつにゲームをつくると言うものがあるのですが、何か思いつくとDASH!のメンバーによく手伝ってもらいます。
 本日もちょっとゲームのアイディアを思いついたので、定例会の空き時間にテストというか実験に付き合ってもらいました。
 テストプレイというよりは、文字通り実験。
 と言うのも、いつものボードゲームやカードゲームではなく、実際に身体を使ったレクリエーションゲームのアイディアなもんで。
 ダイスやカードの引きと言った確率なら頭でシミュレーションもできるのですが、人の動きそのものがランダマイザーになると、イマイチ感じがわからなかったんですよ。
 なんせ思いついたきっかけが、ディスカバリーチャネルでやってた「世界の格闘技」って番組を見たからですからね。
 そこで紹介されていたカジュケンボというハワイの格闘技で行われる練習方法「ブルリング」ってのが楽しそうで、「ルールをちゃんと整えてあげれば子供達が楽しく遊べるゲームになりそうだなぁ」と思ったのはいいのですが、実際に身体を動かしてみないとさっぱりイメージできない。
 てことでDASH!メンバーのおでましと言うことになったのです。
 みんなで「この距離だとスピード感が足りない」とか「手を叩いて合図を送ることにするといいんじゃないか」とか「これだと怪我しちゃいそうで危なくない?」とか。
 いい大人が輪になって、身体を動かしながらあ〜でもないこ〜でもないと。
 まったくこんなことに真剣に付き合ってくれるなんて、私はいい連中に恵まれましたな〜。
 
 まぁ、事情を知らずに途中から入ってきたメンバーには、えらいドン引きした目で見られて困ったけど。:D
 そりゃ大の大人達が暴れてる姿を見れば「何やってんだ、コイツら」って話になりますわな。^^;*1
 
 そんなこんなでVer0.9くらいのルールは、こんな感じ。ちょっと子供が遊ぶには煩雑で、判定が曖昧すぎるかなぁ。まだ改良せねば。

  • 用意するもの
    • 5人以上の参加者。10人くらいいた方が面白いかも。
    • 4m四方程度の暴れられる場所。
  • 準備
    • 参加者をコマンダーディフェンダー、アタッカーに分けます。
    • コマンダーディフェンダーは1人。残りがアタッカー。コマンダーは全員が順番に交代しますので、その順番を決めてください。次の順番でコマンダーをやる人がディフェンダーになり、その次の人がアタッカーの1番目、次がアタッカーの2番目とします。
    • ディフェンダーの周りに半径30cmくらいの円を描きます。これがディフェンダーの陣地です。次にそこから1.5m〜2m離れて、ディフェンダーの陣地を取り囲むように半径30cm程度の円を描きます。これがアタッカーの陣地になります。*2
    • ディフェンダー、アタッカーそれぞれが陣地にひとりずつ立ちます。アタッカーは1番から順番に時計回りに並んでください。
    • コマンダーはアタッカーの番号から数字を10個選んで、順番に紙などに書き込んでください。例えばアタッカーが5人いたら、「1342531345」などのように1〜5の数字を適当に選んで10個かきます。
  • プレイ
    • ディフェンダーの合図でゲームをスタートします。コマンダーは紙に書いた数字を順番に読み上げてください。アタッカーは自分の番号が呼ばれたら、陣地から出てディフェンダーの肩に1回だけタッチしにいきます。*3
    • もしタッチできたら、アタッカーはタッチできた回数を覚えておいてください。後の点数計算に用います。*4
    • ディフェンダーは触りに来るアタッカーの方を向いて、タッチされる前に手で×をつくりながら「○○くんにバリア!」と叫んでください。触られる前に宣言することで、タッチを防いだことになります。*5
    • コマンダーは宣言してタッチしにいったアタッカーが、自分の陣地に戻ったら次のアタッカーの番号を読み上げます。アタッカーは前のアタッカーが戻る前には、自分の番号が読み上げられても陣地を出てはいけません。なお自分の番号が読み上げられていないのに陣地を出ることも禁止です。*6
    • 10番目のアタッカーまでタッチを行ったら、1回のプレイが終了です。アタッカーはタッチした回数を宣言してください。*7
    • アタッカーはタッチした回数の分だけ得点をもらえます。どこかに記録してください。コマンダーはアタッカーがタッチした回数の合計だけ得点をもらえます。例えば1番のアタッカーが1回、5番が3回タッチできた場合、1番は1点、5番が3点、コマンダーが4点の得点を得ます。
    • 1プレイの得点が計算できたら、コマンダーを交代します。ディフェンダーの人がコマンダーになり、2番のアタッカーが1番のアタッカーになってください。コマンダーは最後のアタッカーになります。
    • もし途中でディフェンダーがバランスを崩して倒れたり、うっかり陣地から出てしまったりした場合はプレイをその時点で終了します。この場合、アタッカー全員にそれぞれ2点ずつ。コマンダーにその合計が得点として入ります。
    • 再び各自が陣地に立って、コマンダーの人が10個の数字を選んだら2回戦を開始します。これを全員がコマンダーをやるまで繰り返し、最終的なポイントを競います。

*1:ヘタしたら「うるさい」と会場から怒られるし。

*2:陣地の位置は中心から中くらいの背の人同士で、手を伸ばしたくらいの距離をよさそう。また円を描くよう、なるべく均等に配置した方がよいです。適当でかまわないのですが、あまり遠くなるとスピード感がなくなり、偏るとディフェンダーが振り回される面白味がなくなります。

*3:アツくなりすぎての怪我を防ぐためにも、あくまで軽く触りに行く、狙うところは肩ということを言い含めておいた方がよいと思われます。

*4:触れた触れないでケンカにならないよう、人数に余裕があったら年長者が審判となって裁定してあげるようにすると進行がスムーズになると思われます。

*5:ホントはタッチする手を払って防御することを考えていましたが、「アツくなってタッチする手を叩き落とす人とか出ると、ケンカになるんじゃない?」って意見が出たので、接触を減らす方向のルールで。もしギミックを用意するとしたら、相手の服に貼り付ける付箋紙やパッチみたいなものを使ってタッチの判定に用いたり、柔らかい盾みたいなのを使って防ぐのもよさそうです。

*6:コマンダーはいかにリズミカルにアタッカーを呼び出すかが鍵になるかと思われます。またアタッカーが陣地から出ない範囲でフェイントとかするのはアリです。

*7:この1回のプレイそのものは、10回タッチしにいくだけなので数分で終わります。これを人数分なので、全体としては30分程度。コミュニティのイベントなど、ある程度まとまった人数と、ちょっとした時間があるときにやるようなゲームになりそうです。学校の休み時間とかでもできるようなのがいいんですけどね。