明日は我が身

　最近はマイケル・ムーアの「Sicko」が通勤のお供でした。
　これはアメリカの医療保険問題を扱ったドキュメンタリー。なのですが正直な話、下手なホラーより怖い恐怖映画でしたよ。
　アメリカじゃ「病気になったら人生終了」な人がいっぱいなんですね。
　切断した2本の指を金銭的な問題で1本しか接合できなかったり、意識不明なのに救急車に事前通告が必要だったり、治療費が払えなくなったとたんに点滴チューブも付けっぱなしで路上に捨てられたり。
　怖すぎ。
　映画ではカナダやフランスやイギリス、キューバといった国々との対比をして、「なぜ他国でできてることがアメリカでできないのか？」を叫んでいるのですが、いちおう国民皆保険をうたっている日本の国民から見ても、そういった国々の方が羨ましい感じ。
　「Sicko」に恐怖を覚えたのは、実は会社をクビになったりしたとたん、私も同じように「人生終了しちゃいそうなのかも」って思ってるからなのかもですな。

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