砂漠の勝利

 正義の秘密結社から依頼を受けたりする訳ですが、グリさんと「高速クリアを目指すってのはいかがでしょ?」なんて話に。
 エタニティ*1の方々なんてのは、どんな依頼も30分でこなすなんて話を聞きます。
 我らもそれに挑戦しようって訳です。
 で、集まった猛者は以下の6人。
 ガルスさん。レコバさん。ナツメさん。ひささん。グリフィさん。そして私。
 ロールで勝ったナツメさんの一声により北ロー砂漠へ。
 ここの兄ちゃんから依頼を受けます。
 「えっと、なんか敵を60匹倒すそうですが・・・」
 いきなり無理な注文です。
 高速クリアを目指すのならば、アイテムを拾い集める類の依頼で、しかも数が少ないものでなければなりません。
 しかたなくリーダーをガルスさんに譲って、代わりに依頼を聞いてもらいます。
 「えっと、救出・・・」
 さっきのより時間かかりそうじゃないですか。
 「もういっかい。えっと、救出・・・」
 さらに依頼を聞き返したガルスさんに、またも要人救出の依頼。無理です。ダメです。
 ナツメさんが痺れをきらし、ガルスさんからリーダーを奪うと兄ちゃんに掛け合います。
 「・・・。」
 なんかナツメさん、黙っちゃいましたね。まさか・・・。*2
 ナツメさんが二枚ほど依頼書をその場で破り捨てた後、「こういうのはEPIC持ちに任せるのが一番だよ」と言い捨てました。
 そして今度は、ひささん。
 えっと、ひささんも無言なのですが?
 「(・・・救出なんて、口が裂けても言えない)」
 レコバさんお願いします。
 「よ〜し、プアハンドぶりを見せちゃうぞ〜」
 プアじゃダメじゃないですか。そして期待通り救出の依頼もらってくるし。
 「そんなに救出してほしいのか!?」
 ガルスさんのツッコミにも耳を貸さず、秘密結社の兄ちゃんは救出の依頼しかよこしません。
 その時、ついに動いたのがグリさんでした。
 兄ちゃんから依頼書を受け取ると、そっとつぶやきます。
 「収集、25個」
 神がいました!
 我々はついに勝ったのです!
 勝利へと続く依頼を勝ち得た我々は、この戦いの勝利に満足し、意気揚々と砂漠を後にするのでありました。*3


<了>

*1:QJE最強のギルドです。公式イベントのLDONでも優勝されていました。

*2:ナツメさん曰く「救出じゃない。助けて欲しい人がいるって言われただけ」だそうです。

*3:危うく満足して帰っちゃうところでしたが、ちゃんと依頼をこなし無事クリアできました。途中でネームドを2匹も見つけたりしたので目標の30分は無理でしたが、なかなか好調でした。