三谷映画と優しい日本人

 昨日のCATVで「12人の優しい日本人」がやってました。
 「懐かしいなぁ」とか思って見始めたら、そのまま最後まで。
 私にとって三谷幸喜さんは「『やっぱり猫が好き』の人」でしかないので、あまり映画とか他のお仕事はしらないのですが、この映画は面白くて最初に見たときからお気に入りです。
 最後に状況を畳みかけて事件のシーンを推理するところなんかは、TRPGで謎解きシナリオをクリアしていく面白さに通じるものがありますな。
 みんなでわいわい騒いでいるうちに謎と言う名のパズルのピースがバシバシとはまっていって、ひとつの壮大な物語を作り上げてしまう達成感。
 TRPGの面白い部分のひとつです。
 これとは逆に物語を作り上げていく部分が不満だったのが、「ラジオの時間」。
 脚本家の用意した物語を、まわりのスタッフが自分達の勝手な解釈やこだわりで、どんどんあらぬ方向に変えていってしまうお話ですが、あれはTRPGで言えば典型的なプレイヤーの暴走プレイ。
 ゲームマスターが用意したシナリオを、まったく汲み取ってくれずに好き勝手暴れ回るのに似ていて、見てて鈴木京香がかわいそうで仕方なかったっす。
 「人の用意したシナリオを何だと思ってるんだ!」って感じで。
 まぁ、そこらへんの「どう転ぶかわからない」ってあたりも、TRPGの楽しみのひとつではあるんですけどね。^^;


 今度の日曜日に、数年ぶりにTRPGのゲームマスターをやるのですが、はたしてどっちに転がることやら。
 願わくば、私のテーブルに入る方々が「優しい日本人」であることを。


  ・
  ・
  ・
  ・
  ・


 無理かも・・・。orz