父の姿を見ると被災された高齢者の方々がより心配になります

能登半島地震では建物にもけっこうな被害が出ているようですね。
高齢者の方もたくさんいるでしょうに、避難所生活とか大丈夫なんでしょうか。
個人的に心配なのが、避難所生活を強いられたご高齢の方たちにせん妄とか発症しないんだろうか、というもの。
私の父は昨年、3週間くらい入院したのですが、その時にはそのせん妄の症状に悩まされたのですよ。
せん妄というのは一時的に認知症みたいな症状が出るもので、お医者さんが言うには「ご高齢の方が入院するなど急に環境が変わるとよくおこる症状ですよ」とのこと。

これが初めて見た際には、けっこうなショッキング映像だったのです。

パーキンソン病もあって最近は行動もスローリーで聞き分けもよかった父が、勝手に点滴を抜いたり家に帰りたがって脱走しようと大暴れするなどしたらしく、ベッドの上に縛り付けられてましたからね。
しかもその拘束を解いてもらおうと、私に訳の分からない理由を訴えながらまた暴れて…。
「こりゃ、どうしたもんか(困惑)」とか思ったもんです。

避難所生活とか入院どころの環境激変じゃないですもんねぇ。
ほんと大丈夫なんでしょうか。

幸い大暴れする方の症状はすぐに落ち着いて、記憶の混乱で訳の分からないことを言い続けるだけ*1になったのでまだよかったのですが、ただでさえも被災のストレスがかかるところに別のストレスもかかることになることを思うと、ご本人だけでなく周囲の方々も心配になってしまいます。
被災されて大変な方も多いかと思いますが、なるべく早く元の生活に戻られるよう祈るばかりですね。

*1:こちらの症状も入院終盤ではだいぶ落ち着きました。あと父の場合はコケて頭を打ったことによる外傷性クモ膜下出血だったので、せん妄の症状だけでなく脳へのダメージの影響もあったようです。