父の脳内はSF(すこしふしぎ)

父が電話番号の書いてある古びた紙切れを持ってきました。
電話番号は近所の病院のもので、共に「診察時間内に電話をください」のメモ書きが。
そういえば父は昨年の夏ごろに、そこで健康診断を受けてました。
その結果を確認するための連絡先を書いてもらったメモですね。

なんですが。

これを見て父が急に
「病院に行ってこないと」
と言い出しました。

なんでなのか聞いたら、
「青い袋が届いているかも知れないから」
とのこと。

青い袋を失くしたのは先月。
このメモをもらったのは、半年ほど前。
先月に失くしたものと、半年前のメモ書きがどう繋がるんでしょうか?
どうも父の頭の中では
「先月に失くしたものの連絡をするため、半年前にメモを渡された」
ことになっているようです。

タイムマシンとか予言ものとかのSFかな?

私は止めたんですけど、まったく聞く耳を持たない父。
なんとか止めようと説得する私に理解不能な反論をしつつ、最後には自分でもよくわからなくなったのか、
「気になるんだから仕方ないだろ!」
と声を荒らげて出かけてしまいました。

父の脳内でどんなシナプスのつながりがあったのかはわかりませんが、病院だって困りますよねぇ。

論理だてて説明しても、それを理解できなくなってしまっている父。
そろそろ介護のプロの皆さんのように、うまい具合に誘導するスキルを身に着けないとなぁ。
人様に余計な手間や迷惑をかけてしまうので、大弱りです。