曖昧な父と徘徊老人

相変わらず出かける際に声をかけてくれない父。
本日も知らぬ間に、ふらっと外に出てしまったので、慌てて追いかけました。
財布も持たずに、どこに行こうとしているんでしょうか。

と思ったら。

なぜかご近所のマンションの前で自転車を止め、ぼうっと佇む父。
何をやっていたかは不明ですが、シャツのボタンをちょっとしか留めず、胸をはだけた形で着こなしてる様は、完全に不審者です。

この時もそうとう曖昧な状態になっていたらしく、どこに行こうとしているかも明確にできず、でも財布を持っていないことを告げると強硬に持っていることを主張。
しかしリュックの中をうまく探すことすらできず、リュックの内側の布を財布と勘違いし、裏返しにならんばかりの力強さで引っ張りながら、
「財布がうまく出てこない。出てこない」
と声を荒げる姿は、なかなかに絶望が満ち溢れた光景でした。

こういうのも「徘徊老人」ってのに含まれるんでしょうか。
父が勝手に出かけないよう、本格的な対応が必要になってきたようです。*1

*1:ちなみに連れ帰った後も、以前うけた無料健康診断の記憶が急に蘇ったらしく、また病院に予約を取りに行こうとして慌てて止めました。