失せモノ対策

保険証に診察券に財布にお薬手帳……。
その他もろもろ無くされては困る父のモノは、いつも使っているリュックにまとめています。
父はしまった場所をすぐ忘れてしまうので、「ここさえ探せば大丈夫」という状況にしとかないと大変だから。

しかし最近は、そのリュックの中にあるものも見つけられないことが多々あったり。

病院に行くときも「診察券はちゃんと持っているよね?」と確認し、自信満々に「持った」と返答しても、いざ受付で出そうとするとリュックの中からいつまでたっても出てこないのです。

ちゃんと入ってはいるんですけどね。

仕方ないので小さなインナーバッグを渡して、その中にまとめるようにしました。
「この中に診察券も財布もカード類もぜんぶ入れたから、この小さなバッグだけ探せば大丈夫だよ」と。
「これなら探しやすいな」
と、父もそのときは喜んでくれました。

なんですが。

一夜明けてみると、なぜかそのバッグが空っぽになって、またリュック内のいろいろなポケットに散らばって格納されてました。
念のため父に聞いてみたら
「今日は市役所に行く予定だと思ってたから、必要なものがあるか探したんだよ」
と、存在しない予定をバッグを空っぽにした理由として返答してましたが、それならそれでバッグの中に戻しておいてもらいたいものですなぁ……。
まぁ、急に新しいことを始めても、現在の父は憶えてなかったりするので、何度もバッグの存在を示して慣れてもらうしかありません。

大事なのは習慣化。

頭じゃ憶えられなくても、身体で憶えてもらいましょう。