気分は毎日、異星間交流

本日は訪問リハビリの初日。
初日と言うことでどんなことをやるかとかの説明を改めてしてくれて、その場に私も同席してたのですが、話を聞いていた父から一言。
「これ、やった方がいいのか?」
いやいや。その話は昨日の時点で終わってますよね?


「受け答えはしっかりされてますね~」
と、皆さんから言われます。
もうそれこそ、父を担当するケアマネさんとかお医者さんとか介護関連の担当の方々とか全員から。

けど、実際には違うんですよね。

父は会話の表面だけ受け取って、それに反射して何かをしゃべっているだけ。
ご長寿早押しクイズの老人たちのように、前の人の回答が耳から入ってきたら、それにシナプスがつながった単語を何も考えず口から発しているだけみたいな感じじゃないかと。

だからその会話の意味するところは何もわかってないし、憶えてもいない。
その場の会話で了承を得たつもりでこちらはいても、いざという場面になるとそれが覆されると言うのがしょっちゅうなのです。

これ、すっごい疲れます。

正直な話、まるで地球の老人に化けた宇宙人と会話をしているようなものですよ。
しかも若干、翻訳機が壊れてるの。
けど話す方も老人相手というバイアスがかかっているから、なんか会話が成立しているような気がしちゃうんですよね。

おかげでいろいろ父のために立ちまわっていると、一瞬でそれが無になる徒労感を感じさせられる毎日です。
ですがまぁ、相手は宇宙人ですからね。
異星間交流だから仕方ない、と諦めるしかありませんな。