眠りの森の父

厚生労働省が出している「健康づくりのための睡眠ガイド2023*1」によると、高齢者に関しては
「寝すぎは健康リスクになるから、長くとも8時間までにして活動的に過ごせ」
てことだそうですね。
なので私も父には活動的に過ごしてもらいたいのですが、残念ながらほとんど寝てばかりです。

リハビリとか何もない時は、下手したら20時間くらい寝てるかも。

そんな感じなのでとにかく眠りが浅く、寝ては起きて、起きては寝ての繰り返し。
睡眠薬を飲んでいるせいもあるのでしょうが、夜にベッドに入ってもちょこちょこ起きてきては、おかしなことしでかすので大弱りです。

昨日も23時頃に居間で何かやっている気配があったので見に行ってみたら、居間で薬を入れておく紙コップを眺めながら、ぼーっと固まる父の姿。
私は紙コップに次のタイミングで飲む薬を用意してあげているのですが、まだ日をまたいでないので空っぽのままだったんですね。

それでどうしていいかわからなくて固まっていたみたい。

カレンダーを示してまだ7日だから8日になってないからと説明したら、納得したのかまたベッドに戻っていってくれました。*2

けどまた2時間後くらいにごそごそと音がするので見に行ってみると、今度はリハビリ施設に持っていく連絡帳をぼ~っと眺めている父の姿。
なんか次の日の荷物をまとめようとしているみたいなのですが、まだ持っていけない書類も一緒にしてあったり、なぜかその書類に体温がメモされていたり。
なんでここに体温が書かれているのか聞いたら、測ったから忘れないようにとのことでしたが、まだ深夜1時ですよ?
体温も測ればいいって訳ではないでしょうに……。

そんな感じで父が起きるたびに、その奇行に振り回される毎日なので、けっこう大変です。

こうなると寝る時間を8時間以内に収めて活動的になるのも怖い気がしますが、寝たきりになるのも困りますからねぇ。
あちらを立てればこちらが立たずな感じで、なかなか悩みどころであります。*3

*1:https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001181265.pdf

*2:これがあるので次の日の朝に飲む分の薬は、なるべく深夜に用意するようにしているのです。じゃないと夜のうちに、次の日の朝分を飲んじゃうので。

*3:寝すぎのための弊害で生活リズムもめちゃくちゃ。生活リズムが崩れると食事のタイミングもずれ、それがすれると薬を飲むタイミングもずれるということで負の連鎖になってしまいます。昨日も夜中に起きて菓子パンを食べてたせいで次の日の朝食が遅れ、食べていない間にリハビリのお迎えが来てしまったため、朝食後に飲むはずの薬を飲めないまま連れていかれてしまいました。「薬を飲まないと体が動かなくなる病気ですよ」とお医者さんからもきつく言われているのにねぇ。