Don't Think, Feel!

昨日は訪問看護の方以外に、介護用品の会社の方も来ていただきました。
そちらの要件は、新しい歩行器のお試し。
いま使っている小回りの利く歩行器より、直進安定性の高いものを持ってきてもらいました。
しかも2台も。
ほぼ同じものですが、どちらか気に入った方を1週間ほどお試しで置いてってもらえるとのこと。
てことでどっちにするか父に判断してもらった訳ですが……。

決まらん。

「ちょっと押してみてください」
ってことで触らせてもらっていたのですが、父がどんどんどんどん歩いて行ってしまう。
たぶん会社の方としては、どっちか置いたらすぐ次の案件に移動するつもりだったのだと思うのですよ。
なのに父がなんだかんだと言って、ぜんぜん帰してあげない状況が続いてしまいました。

自分本位というかなんというか。
周囲の空気をまったく気にしなくなっちゃったなぁ。

けっきょく2台をさんざん触ってみて
「違いがよくわからない」
とか言っているので、最終的には私が
「そんなに大きな違いはないんだから、こっちでよいよね」
と無理矢理決めてしまうような形になりましたよ。

つまるところ父の中に歩行器を選ぶ基準が何もないから、いくら考えても決められないんですよね。
下手な考え休むに似たり。
悩むだけ無駄なので、体で慣れてもらうしかないのです。
「考えるな、感じろ」
の精神でいっちゃってください。